北上山地民俗資料館では、「かわい木の博物館」と連携して「森の体験学習会」を開催しています。
閉伊川の上・中流域に広がる宮古市川井地域(旧川井村)は、総面積の94%を山林が占め、北上山地の最高峰・早池峰山(1917m)から標高差およそ1800mの範囲に、さまざまな動植物と人間が共存しています。豊かな自然に恵まれ、また昔から森の木々が人々の生活を支えてきました。
「かわい木の博物館」は自然を丸ごと博物館としてとらえ17の分館を設置、建物はありませんがそれぞれのフィールドを散策したり観察したりして樹木を中心とした自然環境と人間の営みとの関わりを学ぶことができます。また、北上山地民俗資料館では樹木から作られた生活用具の数々を見学し、昔のもの作りの一端を体験することができます。この二者を結び付けて「森の体験学習会」を開催しました。
ここで今年度実施した事業の様子を紹介します。 |