「ウマっこつなぎと豆すっとぎ」 
                     平成28年6月18日(土)

北上山地民俗資料館では年中行事と郷土食を伝承する事業の一環として、「ウマっこつなぎと豆すっとぎ」を開催しました。これは、旧暦6月15日に行われてきた年中行事の「ウマっこつなぎ」を子どもたちに伝承しようというもので、小国地区湯沢老人クラブの皆さんを講師に、川井小学校の児童8名が参加しました。藁で「ウマっこ」の作り方を教わり、マメ(ダイズ)の葉に甘酒や「しっとぎ」をはさんだものをウマっこの口にくわえさせます。それから会場裏にある「蒼前神社」にお供えしました。子どもたちはそれぞれにお願いごとをしながら神前にウマっこをお供えし、 行事食である「豆すっとぎ」も試食しました。この「ウマっこつなぎ」は昭和30年代頃まで盛んにおこなわれていたそうですが、牛馬を飼育が減るとともにあまり見られなくなりました。それを平成24年に湯沢老人クラブの皆さんが地域行事として復活させたものになります。


「ウマっこつなぎと豆すっとぎ」の様子から

「ウマっこつなぎ」について説明

講師の湯沢老人クラブの皆さんから説明。

「ウマっこ」作りの様子

藁を折り曲げながら作ります。

ウマっこを騒前神社へお供え

会場建物の裏にある蒼前神社は宮古市津軽石にある藤畑駒形神社から分社したものだそうです。

記念写真

お供え前に自分で作ったウマっこを持って記念写真。

 



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