「藁ぞうり・布そうり作り方教室」 
                     平成28年4月16日(土)

北上山地民俗資料館では昨年度に続いて2回目となる「藁ぞうり・布ぞうり作り方教室」を開催しました。講師は小国地区の湯澤孝さん、湯澤武さん、湯澤キヌ子さん、飯坂シワ子さんで、11名の参加者がそれぞれの作り方を教わりました。水田の少なかった川井地域(旧川井村)では、藁は大変貴重なものでしたが、[米俵]を解体したり稲作を手伝ったりして手に入れ、[つまご]や[ぞうり]などの履物は必ず藁で作ったそうです。講師からそのような話をお聞きしながら作業を進めました。また布ぞうり作りには小学校4年生3名も参加、一生懸命教わりながら一足を仕上げました。次回は3月に開催の予定です。郷土芸能にも欠かせない[わらじ]の作り方も加えて実施する予定です。皆様のご参加をお待ちいたしております。


「藁ぞうり・藁ぞうり作り方教室」の様子から

「布ぞうり」作りの様子

芯縄はビニールひもを使いました。最初に「横緒」を準備してから作り始めます。

「藁ぞうり」作りの様子

最初に「横緒」を「左縄」で作って準備しておきます。芯縄を綯って足指に掛けながら藁を組んで作ります。

完成後の記念写真 

のべ3時間ほどで1足仕上げました。[藁ぞうり]に比べて[布ぞうり]の方が布が細い分時間がかかりました。

小学生の作品

参加した小学校4年生の3名も立派に仕上げました。

 



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