「わらじ・布そうり作り方教室」 
                     平成29年4月1日(土)

北上山地民俗資料館では「わらじ・布ぞうり作り方教室」を開催しました。講師は小国地区の湯澤孝さん、湯澤武さん、湯澤キヌ子さん、飯坂シワ子さん、荒田忠一さん、荒田ヤヨエさんで、10名の参加者がそれぞれの作り方を教わりました。昨年度までは「藁ぞうり」作りでしたが、今回は郷土芸能やお祭りで欠かせない「わらじ」に挑戦しました。鼻緒をつけて脱いだり履いたりがしやすい「ぞうり」に比べて、「わらじ」は爪先から出た2本の紐を左右の「乳(ち)」と踵の「返し」にくぐらせて足首に巻き付けて固定する履物です。参加者は縄ないから始め、講師の皆さんの縄をなう速さに驚き、苦戦したようですが、手足を十分に使いながら1足を仕上げました。布ぞうり作りでは、各自が古くなった浴衣や着物を持参して布をさいて作りました。組み始めと、横緒をつけるところが難しそうでしたが、色使いにそれぞれの個性が表れた自分だけの1足を完成させました。「布ぞうり」作りは参加者の要望もあり、7月にも開催しました。


「藁ぞうり・藁ぞうり作り方教室」の様子から

「わらじ」作りの様子

芯縄の縄ないから教わりました。

「藁ぞうり」作りの様子

芯縄の掛け方が「ぞうり」と「わらじ」では異なります。

「布ぞうり」作りの様子 

布素材にあわせて、芯縄はビニール紐を使いました。

 

完成した作品を持って先生と記念写真。

 



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