「昔の技術で小物作り」体験

北上山地民俗資料館ではこの地域に昔から伝わる物作り技術の伝承を目的とし、昔の技術の一端に触れながら小物作りが体験できる体験学習を行っています。現在体験メニューは下記のとおり9種類ほどあり、個人でのご利用はもちろん、公民館事業や子ども会事業などでも取り組んでいただいております。また、団体でのご利用や出前講座にも対応いたします。難易度や料金など、詳しくは当館までお問合せください(北上山地民俗資料館 電話0193-76-2167)。

体験メニューの例
1.[すご編み台]でコースター作り 2.「平織り」の技法で壁かけ作り(織りのメカニズムを知ろう) 3.[こしき]の編み方でコースター作り 4.クルミの樹皮で壁かけ作り 5.クルミやヒバの樹皮で小物入れ作り 6.[えんつこ]の底の作り方でコースター作り 7.ミニえんつこ(小物入れ)作り 8.ミニ背負いかごの小物入れ作り(クラフトテープ) 9.網代組みと矢筈掛けの技法で小物入れ作り(クラフトテープ)
(メニューの詳細はこちらをご覧ください→「昔の技術で小物作り体験」


「昔の技術で小物作り体験」の様子から

「クルミの樹皮で小物入れ作り」の様子

クルミの枝からはぎ取った樹皮を、テープ状の一定幅に切りそろえた材を縦横に組んでかごの底部を作ります。↓

 

底材に1本足して、かごの胴体部分をらせん状に組み上げて作ります。縁の部分を折り曲げて完成です。1時間ほどで完成します。

「[すご編み台]でコースター作り」の様子 

[すご編み台]には[炭すご]を編むよりも小さく間隔も狭い刻みをいれ、たこ糸を使って材を編んでいきます。単純作業の繰り返しですが、10~15㎝四方のコースターに仕上げます。早いと30分ほどで完成します。

 

 

H28.8.12 子どもさんの夏休みの工作にご利用いただきました。

小学4年生の男の子は「クルミの樹皮で小物入れ作り」、3年生と年長の女の子はそれぞれ「平織りの技法で壁掛け作り」に挑戦しました。3人とも黙々と作業をして見事作品を仕上げました。

H28.8.10山田町中央公民館事業で取り上げていただき、出前講座に行ってきました。

「クルミの樹皮で小物入れ作り」の体験で、小学生には夏休みの工作に、また、一般の方にも個性的な作品に仕上げていただき楽しんでいただけました。

 



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