宮古市北上山地民俗資料館 第20回企画展
昔はどんな道具だったの?~教科書に登場する有形民俗資料~
平成29年3月24日(金)~8月31日(木)


北上山地民俗資料館では、昭和30年代ころまで使われていた、生活や仕事の道具を集めて展示しています。昭和30年代は今から60年ほど前ですが、展示した年表をみると、炭や薪といった燃料がしだいに電気やガスに変わり、「台所改善」のもとに「炉」が取りのぞかれて[ストーブ]や[かまど]が設置され、テレビや電話が各家庭に広まるなど、暮らしが急速に変化していった様子が伺われます。そうした中で、暮らしの必需品であるさまざまな生活道具も、より新しいものへと変わり、仕事の道具も手作業から機械に変わっていきました。当館では時代の変化とともに使われなくなった道具を数多く収集し、保存しています。 それらの中には、国語、社会、理科の教科書に登場する昔の道具もあります。このたびの企画展では、教科書に登場する昔の道具を紹介しています。子どもたちにとっては見たこともないめずらしい道具ばかりかもしれません。また年配の方にとっては懐かしく感じられる道具がたくさんあるのではないかと思います。 企画展で紹介するのはごく一部の資料ですが、常設展では、このほかにもたくさんの昔の道具を展示しています。どうぞあわせてごらんください。なお、この展示は、平成23年に行われた名久井文明氏による調査を元に開催することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。

第20回企画展ちらし」

 展示の様子

糸車(国語 小学校1年生「たぬきの糸車」に登場)

展示の様子

炊事の道具など(小学校3,4年生社会科に登場)

関連事業

平成29年8月9日に講演会を開催します。くわしくは、こちらのちらし(講演会タイトル「教科書に登場する民具~有形民俗資料の活用~」講師 物質文化研究所一芦舎代表 名久井文明氏)をご覧ください。



【開館時間】 9時から17時まで

【会期中の休館日】毎週月曜日。ただし、7月17日(月)は開館し、翌日18日(火)が休館となります。

【会期中の入館料】通常の入館料(一般200円、大学生150円、高校生以下無料、10人以上の見学で団体割り引きあり)

【問い合わせ】
宮古市北上山地民俗資料館

℡0193-76-2167
〒028-2302岩手県宮古市川井2-187-1




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