北上山地民俗資料館では、平成29年度に旧宮古市、田老町、新里村で収集された有形民俗資料を小国分館に集約し、現在およそ7,000点の資料について整理作業を進めています。今回の企画展では、それらの資料の中から、菓子作りに使われた木型を紹介します。
およそ100点の菓子木型を中心に紹介しますが、木型職人が作製した精緻な図柄のものや、地元の人の手による素朴な彫りのものあります。冠婚葬祭の会食の席に用意された落雁を作った型もあれば、お盆などに各家庭で作る団子の型もあります。
人生の節目や年中行事といった特別な場面で、祈り、感謝、祝福といった気持ちを表現するために様々な菓子が用意されました。そうした菓子を生み出してきた木型の数々をどうぞご覧ください。
(「第23回企画展ちらし」)
様々な菓子木型
木型を使ってキクの模様の団子を作る様子
【体験メニューあります】
菓子型を使って、キーホルダー、マグネット、しおりなどを作る体験ができます。体験には別途材料費がかかります。 |