宮古市北上山地民俗資料館 第25回企画展
「山里の暮らしと保存食」
令和4年10月1日(土)~12月25日(日)


今回の企画展では、これまでの聞き取り調査の中から、保存食を取り上げて紹介します。平成16年度に開館10周年記念企画展として「川井村の暮らしのこよみ―畑仕事を中心に―」を開催し、主食となるヒエの栽培を中心に、自然のこよみを読み解きながら行われてきたかつての暮らしの様子を紹介しました。この地域では、ヒエ、オオムギ、ダイズの3つの作物を、2年かけて1つの畑で栽培しましたが、それに加えて、春には山菜、秋には木の実を採集し、また秋から冬にかけては収穫した作物で、さまざまな保存食を作りました。食料を蓄えることで長い冬を乗り切り、また、凶作による畑作物の不足を補ってきました。さらに、凶作による飢饉に備えて蓄えられた食料や、自然のものを食料として利用する知識や技術も伝承されていました。本展では、1年の暮らしの中で、どのような保存食が作られ、どのように利用されてきたのかを紹介します。

「第25回企画展ちらし」

 展示の様子

「凍みイモ」(市内鈴久名で撮影)

展示の様子

「干しグリ」(市内川内で撮影)



【開館時間】 9時から17時まで

【会期中の休館日】毎週月曜日(ただし、10月10日祝日は開館し、翌11日を休館日とします)

【入館料】通常の入館料(一般200円、大学生150円、高校生以下無料、10人以上の見学で団体割り引きあり) ※10月29日~11月6日の開館日は、当館開館記念日と東北文化の日にちなんで入館料が無料になります。

【問い合わせ】
宮古市北上山地民俗資料館

℡0193-76-2167
〒028-2302岩手県宮古市川井2-187-1




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