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[はばき]を作製する用具である。本体。高さ665mm、幅610mmで、これより大きな[莚はたし](B-1-139)と仕組みは同じである。[マダ撚り]などの芯縄を[筬]に通して、フジの「さね」などを横材にして織る。「さね」とは、フジ蔓の皮を剥ぎ取った髄の部分を[打ち槌]で打って柔らかくして細かく裂いたものである。
[はばき]は足首側を細く、ふくらはぎ側を太くする作りである。そのために、[はばきはたし]で織るとき、左右の織り幅を調節しながら織る。足首側は雪などが足に入り込まないように毛足を長く作る。 |
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資料番号:A-1-55
写真:a1-055p
詳細図:a1-055f
作図者:野沢裕美 |
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