とおし
とおし

 脱穀用具である。シノダケを組んだふるいで、底面が正方形である。ふるい分ける実によって組み目の大きさが違う。B1-110~112は[ヒエとおし]で目の大きさは5~8mmである。B-1-113は[アワとおし]で目の大きさは3~5mmである。B-1-113~115は[マメとおし]で目の大きさは13~14mmである。脱穀した実と、葉や「から(茎)」とを選別するのに使用する。実は下に落ち、葉や「から(茎)」は[とおし]の中に残る。


資料番号 資料名 寄贈者 地区名 整理番号 重量
B-1-110 とおし 去石清右ヱ門 門馬 1725 710g
B-1-111 とおし 山口ミヨ 川井 188 630g
B-1-112 ヒエとおし 高森清志 小国 2031 700g
B-1-113 アワとおし 高森清志 小国 2032 690g
B-1-114 とおし 中村剛 江繋 2701 760g
B-1-115 マメとおし 高森清志 小国 2030 750g

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