しぎり すぎり しぎり鉞  
しぎり すぎり しぎり鉞
 木材伐採の受けを彫る用具である。金属部分の全長は250~330mm、刃の長さは96~128mm、柄を含めた全長762~1010mmの鉞である。

持ち運びのとき危険がないように[刃がけ]をする。これにはマダ紐を編んだもの(C-1-7・C-1-10)と木製(C-1-12)のものと2種類あり、刃の部分を覆って、紐で結んで固定する。また、鍛冶屋の銘を確認してみると、土佐などのほかに、C-1-12、C-1-13は宮古市川井地域江繋にあった鍛冶屋の銘(金)が見られる。

資料番号 資料名 寄贈者 地区名 整理番号 重量
C-1-1 しぎり、しぎり鉞、受けきり鉞 舘向正一 門馬 1701 2000g
C-1-2 しぎり鉞 滝平市弥 門馬 1740 2600g
C-1-3 しぎり鉞 柏幸雄 川内 3203 2700g
C-1-4 すぎり鉞 橋本文男 川内 3027 2085g
C-1-5 しぎり鉞 袴田政雄 川内 1069 2100g
C-1-6 しぎり鉞 山崎末雄 箱石 513 2800g
C-1-7 すぎり鉞 橋場六蔵 箱石 761 2800g
C-1-8 しぎり鉞 新田武平 箱石 835 3400g
C-1-9 しぎり鉞 松葉長右ヱ門 川井 274 3000g
C-1-10 しぎり鉞 根木勘次郎 川井 212 3000g
C-1-11 しぎり鉞 小原金右ヱ門 江繋 2827 3180g
C-1-12 しぎり鉞 阿部福次郎 江繋 5018 3450g
C-1-13 しぎり鉞 高森清志 小国 2045 4000g

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