つかり 背負いつかり
つかり 背負いつかり
 [つかり]は山仕事へ行く際、弁当や仕事で使う道具、修理用具など、必要なものを入れて背負っていく入れ物である。マダやブドウの樹皮を利用して作られているが、その作りはさまざまである。大きさは縦が430~526mm、横(口縁部)が370~490mmである。A-1-58~60、B-2-46、E-1-46、F-1-118と同じもの。C-1-233はテープ状のマダ皮を組んだもの、C-1-234はテープ状のマダ皮(縦材)をマダ縄で底部から編み上げたもの、C-1-235~238はマダ縄を底部から編み上げたもので、一部に模様編みが含まれる。C-1-239~245はテープ状のブドウ皮を組んだもので、特にC-1-245はアサ布袋がかぶせられている。C-1-246はテープ状のブドウ皮(縦材)をマダ縄で底部から編み上げたものである。

資料番号 資料名 寄贈者 地区名 整理番号 重量
C-1-233 つかり 佐々木忠喜 川内 3818-1 330g
C-1-234 つかり 向口正志 箱石 7145 430g
C-1-235 つかり 大洞六蔵 箱石 941-2 1400g
C-1-236 つかり 因幡萬六 箱石 3640 1155g
C-1-237 つかり 大下勘太郎 川井 142 960g
C-1-238 つかり 中井義雄 江繋 2586 1015g
C-1-239 つかり 佐々木菊次郎 川内 1333 1200g
C-1-240 つかり 袴田政雄 川内 1071 1110g
C-1-241 つかり 根木勘次郎 川井 214 770g
C-1-242 つかり 河内新太郎 江繋 2632 1200g
C-1-243 つかり 阿部福次郎 江繋 5045 1100g
C-1-244 つかり 小原金右ヱ門 江繋 2837 1140g
C-1-245 つかり 道又一三 小国 2021 1100g
C-1-246 つかり 石曽根進 小国 2654 1000g

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